うつ休職体験談。今の仕事が自分に向いてないと感じたら。

うつ休職体験談。今の仕事が自分に向いてないと感じたら。

 皆さんはどういう職業に就いていますか?

『仕事が合ってないかもしれない』

『ツライ』

と感じたときの

対処法をご提案します。



うつ病や転職を経験し、

今なら選べること。

結論として、2つです。


①転職を希望しない場合、 可能なら業務(部署)変更を願い出る。

② 職業へのこだわりは捨てる

① 業務や部署変更を願い出る

心身に不調となるまで我慢はしない方がいいです。

転職は、大きな決断。

うつ病のときは大きな決断をしないように努力してきました。

同じ職場で仕事の量や内容が調整できるなら、辞める決断より

先に仕事内容を変える挑戦をしてみてもよいかもしれません。

わたしの体験として、体調が悪化するまで仕事を続け、

結果として、元々あった摂食障害にうつ病が併発し、休職を決断しました。

当時は、摂食障害で食事や栄養、睡眠が十分に摂れないのはもちろんですが、

感情が不安定で不眠や疲労感、簡単な電卓を使った計算でさえもできなくなり、ボロボロでした。

肉体労働をしていたこともあり、

精神的・身体的は消耗が激しかったです。

実際、休職を決断する時は、大きな覚悟が要ります。

例えば、

今まで両手で必死に抱えて守ってきたもの、

すべて手放すような気持ちに似ています。

当時通っていた病院に相談し、

会社にあての診断書を一通書いてもらいました。

それを会社提出して、期限付きの休職にいたりました。

手続きとしては、会社に事情を話し診断書を提出するのみで、あっけない程に簡単でした。

大きな勇気を持って『休む』と決めた。

でも、休職期間は療養しても

一向に体調はよくならず、寝ているだけの焦る日々が続きました。

テレビを観たり、

携帯を触る気力も無く、音がうるさくて、蛍光灯の光さえも眩しくて不快。

体の痛みと闘いながらただ横になります。

うつ病になると、表現が難しいのですが、

体に痛みがあったり、怠さがきつく身体症状もかなりきついです。

明るい光や、大きい音が耐えられないほ嫌に感じました。

特にバラエティ番組の笑い声、賑やかな演出、大きい誇張したテロップ、歓声、派手な色彩、本当に見れません。

唯一なんとか観れたのは、表現や表情などの抑揚を抑えたニュース番組で、このニュース番組エンタメ要素が加わると見れなくなります。

根本的に休職してもわたしの場合は、問題解決はしませんでした。

その時の職場は、この部署の移動願いの選択ができない会社でしたが、

環境を仕事を辞めずに職務内容を変える努力を可能ならしたかったです。

休職に至りましたが、結果として。

数か月休職しても復帰できませんでした。
この職場は割と寛容で、

自分の持病のことも話せる人は沢山いました。


うつ病がひどく、

薬を飲みながらの通勤。

通勤中、体調不良になる。

夜は不眠。
ストレスで体も心もボロボロになりました。


海に潜りたいというたわいない話を

職場の仲間はただ頷き聴いてくれました。
 まさに心理学でいうところの

相手の話を否定したり評価をせずに聴くという

傾聴の大切さでしょうか。

話を聴いてくれた同僚に本当に感謝しています。

このことから、

人に話をただただ聴いてもらう

ありがたさを学びましたね。


 10代では、やりたいことが見つかりませんでした。

やりたいことなんて無さすぎて焦るのにどんどん進路選択を迫られる。

友人たちは進路が決まっていく。

20代でやりたい仕事は、見つかった。

この仕事で一生、生きていく。
選んだ仕事でとにかく成果を出して、成功したい。

と野望に溢れていました。

高層ビルを見ては、

『よし、負けないぞ!!』

『いつかわたしも!!!』


と誰かも分からない相手に

ライバル心を燃やしていました。

今となっては、

何を基準として成功と呼ぶのか。


明確な判断基準や目標がないまま、

がむしゃらでした。

 30代、会社員ということもあり、

残業ばかりの毎日でした。


多い仕事量をやり遂げる事に

満足感を得ていました。

 40代、お金を稼ぐ方法は 

ひとつではない。


嫌いや向いていない仕事に

力を注いでも、リターンが少ない。

そう思えるようになりました。


頑張っても

まあまあの力で働いても、

労働者としての賃金は

たいして変わらない。

なんなら

仕事をサボりがちで、

頑張ってなさそうに一見みえるの人

よりも、自分の賃金は低い。


対人への考えも少し変わります。

あの人も、この人も、年齢や役職に

関係無く、

憎しみとか嫉妬とか焦りとか打算とかを持つ、

自分と変わらない余裕の人間だなあ。

と思うと、

特段この世界にすごい人はいない。

と気持ちが楽になりました。

だから、必要以上に気を遣わず

普通の人間としての

接し方でよいと思うように。

対人への緊張が少し解けました。

②転職する


日本の職業は、独立行政法人 労政策研究・研究所機構https://www.jil.go.jp/の2022年の調査によると、職業名は18725あるといわれています。

これだけの職業が日本にあるのですね。


10代からメンタルの疾患で

苦しんだ経緯を踏まえ

今振り返ると

そもそも職業選択が

得意不得意などの

自分の特性に合わないと苦しむ。


仕事を変える。
この選択肢がそもそも無かった。

このことが、ここから数年間にわたり自分を苦しめることとなりました。


こんなにも職業があるわけですので、心のバランスをとるために、

苦手なことで働かない、

というのも自分を守るための一つです。

③好き嫌いを顕在化する。

今の仕事は、今の自分はすきですか?

自分が嫌なこと、

やりたくないことではないでしょうか?

苦手なことは、

自分が苦手だと思っていなくても

それを行った後にとにかく疲労する、イライラする、気持ちが落ち込む、自分にご褒美を与えるなど

なにか代償を得ないと

気持ちを保てない。

これらも苦手に分類しておいた方がよいと思います。


収入だけにとらわれず、健康で病気にならないこと

自分らしくいられる仕事環境を選ぶことが最善の方法です。

以上今回は2つの対処法について

わたしのおすすめをお話ししました。